こんにちはボーカル講師の甲斐です。
前回のヤンキー心霊伝説〜丑の刻参り編〜から早数ヶ月。
よくよく考えたら心霊じゃなくて怖い人間の話でしたね。

あの頃は

そろそろ怖い話とか欲しい季節だよね?って感じでしたが、すっかり秋めいてきました。
私は花粉症で汗の神アセドバの化身なので秋が一番好きです。

秋に心霊話だなんて需要があるのか?という疑問はさておいて、今宵(お昼12時)も語りとうございます。

これは我が父。
ヤングヤンキー甲斐パパがまだヤングでヤンキーだけど、パパじゃなかった頃のお話。
その日も盗んだバイクで校舎の窓ガラスを割るお仕事についていたかは定かではありませんが、その夜も仲間うちで集まって各々ご自慢の

「ブンブブブブブンブンブ-ン!!」

で峠か何かを攻める事になりました。
風を感じながらひとしきり

「ブンブブブブブンブンブ-ン!!」

と己の中の衝動を峠か何かに浴びせつけた頃、ヤンキーは思いました…。

『おトイレ行きたい!!』

でもヤンキーは「おトイレ行きたい」なんて言いません。
「おう」と言えば通じ合える。
それが拳を交えた仲なのです。多分。

そしてヤンキー達がバイクを停めると、男の友情確認イベントであり、ギャルゲーで言えば好感度大幅アップゲリライベント『連れショ●ン』の儀式が、誰も居ない薄暗い峠のカーブにて、古来よりの流儀にのっとってしめやかに執り行われました…。

めいめいスッキリしてバイクへ戻りましたが、一人ポツンと、いつまでも立ちショ●のポーズのまま断崖のガードレール際から戻って来ないヤンキーがいます。

最初はアイツどれだけ我慢してたんだと笑い合うヤンキー達。
しかしあまりに戻りが遅い。
遠くから「おう!」(早くしてよー)と怒号をあげるも一向に彼が動く気配はありません。

イラつきヤンキーが様子を見に行くと、ヤンキーは恥ずかしながら丸出しのまま真っ青な顔で震えながら泣いています。

「おう…」(どうしたの?)

とヤンキーが聞くと、ヤンキーは

「足…足ィ……」

と声にならない声で答えます。

ヤンキーがヤンキーの足元へ視線を移すと、なんとそこには崖の闇の中から青白い手が伸び、ヤンキーの両足をガッシリと掴んでいたのです!

慌てたヤンキーはヤンキー達を呼び、ヤンキーの足をつかんでいる手を力を合わせてなんとか振りほどこうとしましたが、とんでもない力で掴まれており全く外れません。

焦るヤンキー、外れない手、丸出しのアイツ。

そんな中、一人のヤンキーからクラスの霊感のあるヤツを呼ぼうと提案がありました。

早速ヤンキーが霊感ボーイを迎えに行き、彼に見てもらったところ、彼はヤンキーと自分を二人きりにしてくれと、ヤンキー達を離れた場所へ遠ざけました。

どうやったのか、数分後そこには無事再び峠を元気に走り回るヤンキーの姿が!!

めでたしめでたし☆

と言いたい所ですが、御約束の通り足首にはハッキリと手形の痣が残っており、霊感くんから以後気をつけるようにとお叱りを受けたのであった。

アレは…峠を汚された事に怒った…幽霊だとでも…ゆぅのだろぉか…。(ねっとり)

ちゃんちゃん♪